淑徳巣鴨中学校にて「CGキャリア&AIリテラシー講座」を実施しました

2026年7月22日(水)、Team HENSHINは淑徳巣鴨中学校にて、中学生を対象とした「CGキャリア&AIリテラシー講座」を実施しました。約20名ずつ、2回に分けての開催です。

講師を務めたのは、弊社CGデザイナーの加藤と高屋。

「CGの仕事を知り、AIを見抜く・使う力を身につける」をテーマに、AIクイズ、キャリアの話、そして実際にAIで動画をつくる体験まで、3つのパートで構成しました。

「これはAI?本物?」全問正解者はゼロ

授業の入り口は、いきなり技術の説明ではなく、クイズからでした。

画面に映像や画像を映し、「これはAIで作られたものか、実際に撮影されたものか」を、生徒の皆さんに一人ずつ手を挙げて答えてもらいます。

結果は、全問正解者ゼロ。

現在の生成AIは、プロが見ても一目では判断がつかない水準に達しています。一方で、生徒たちが確信を持って「AIだ!」と盛り上がった問題もありました。トランプが描かれた映像で、カードの柄が明らかにおかしかったものです。

CGデザイナーという、進路の選択肢

続くパートでは、加藤と高屋が自身のこれまでを振り返りながら、CGという技術のこと、そしてCGデザイナーという職業について話しました。

どんな道を通って今の仕事にたどり着いたのか。普段どんな仕事をしているのか。何が大変で、何が面白いのか。

進路をこう決めるべきだ、という話ではありません。「世の中にはこういう仕事もあるんだ」と知ってもらうことが、このパートの目的です。中学生にとって、CGクリエイターは「作品を見たことはあるけれど、なった人に会ったことはない」職業です。実際に働いている人の言葉で聞く時間は、進路を考えるうえで貴重な材料になります。

そのまま真似るのはつまらない」——生徒が出した答え

後半は、生徒の皆さん自身がAIで動画をつくる時間です。

印象的だった作品がありました。

先に生まれた作品のなかに、主人公の猫が画面いっぱいに大量に登場するものがありました。それを見たある生徒が、「面白い。でも、そのまま真似るのはつまらない」と考えたのです。

その生徒がつくったのは、最初は一匹の猫が歩いていて、途中で複数に分裂していくという映像でした。

AI映像は「直してよくしていく」もの

生徒の皆さんに一通り制作してもらったあと、講師自身が作った映像を紹介しました。

猫がコンピュータを操作している映像なのですが、1回目の生成では、猫のしっぽが椅子を貫通してしまっていました。そこでプロンプトを修正し、しっぽが貫通しない状態で作り直したものが2枚目です。

AI映像は一度で終わりではなく、見て、直して、よくしていけるもの。

うまくいかなかったときに「AIだから仕方ない」で終わらせるのではなく、どこがおかしいのかを自分の目で見つけて、言葉で直す。前半のクイズで身につけた「見抜く力」が、ここで「作る力」につながります。

出前授業のご相談について

Team HENSHINでは、中学校・高等学校をはじめとする教育機関向けに、CG・映像制作・生成AIをテーマにした出前授業を承っています。

・CGクリエイター・映像クリエイターのキャリア講話

・生成AIリテラシー(AI映像の見分け方、肖像権・著作権)

・AI動画生成の体験ワークショップ

・生徒が撮影した動画へのプロによるCG・VFX編集

対象学年、時間数、授業の狙いに合わせて内容を設計いたします。まずはお気軽にご相談ください。