【Premiere Pro】クロップ機能で動画を切り抜く!やり方を詳しく解説

動画編集をする際に、クロップ機能を活用すれば、映像の一部を切り抜いたり、不要な部分をカットして動画を作ることが可能です。日本でも主流の動画編集ソフトであるAdobe Premiere Proにおいても、クロップ機能が存在します。
本記事では、Adobe Premiere Proの初心者向けにクロップ機能の使い方から具体的な操作方法を解説します。クロップを使いこなして、動画編集スキルを底上げしていきましょう。
Premiere Proのクロップ機能とは?
クロップ機能は、動画の一部を切り抜いたり、映像の不要部分を削除するためのエフェクトです。動画編集ソフトの多くにクロップ機能があり、Adobe Premiere Proも例外ではありません。
クロップ機能を使うことで、上下に黒い線を入れてシネマティックに見せたり、被写体以外の余計な背景を隠すことができます。特に、SNS向け動画やプロモーション素材を作成する際にはよく利用される機能です。
Premiere Proのクロップ機能を使うメリット
Premiere Proのクロップ機能はどのような場面で活用されるのでしょうか。ここでは具体的な活用シーンやメリットについて解説します。
切り抜き部分を活かしたテロップ挿入
クロップで背景を整理した部分にテロップを挿入することで、文字情報が際立ち、視認性があがります。私はテロップを見やすくするため、動画の下の部分をクロップで切り抜いて使うことが多々あります。

ピクチャーインピクチャーで2画面以上をレイアウト
クロップ機能を使えば、複数の映像を一つの画面内に配置する「ピクチャーインピクチャー」も簡単に実現できます。メイン映像とサブ映像を同時に見せたい場合などに便利なです。

SNS用に9:16や1:1にリサイズしてからクロップ
横型で撮影した動画でも、InstagramのリールやTikTok、YouTube Shortsなど縦型のプラットフォームに投稿したい場合もあるでしょう。その際に使えるのがクロップ機能です。
アスペクト比を16:9に変更したり、1:1の正方形に切り抜くことができます。
【初心者向け】クロップによる動画を切り抜くやり方
Premiere Proのクロップ機能は、動画編集が初心者の方でも覚えてしまえば、簡単に行える基本的な編集技術です。
ここでは、クロップの代表的な使用方法である「動画を切り抜くやり方」を詳しく解説します。
①エフェクトパネルからクロップを適用
まず、Premiere Proの「エフェクト」パネルを開き、「クロップ」と検索します。クロップエフェクトを動画クリップにドラッグ&ドロップすることで、切り抜きの準備ができます。

②「エフェクトコントロール」で範囲の調整
エフェクトを適用した後は、「エフェクトコントロール」パネルで細かな調整を行います。

左右・上下の数値入力で切り抜き
エフェクトコントロール内の「左」「右」「上」「下」の項目に数値を入力することで、動画のクロップ範囲を設定できます。

数字を入れると以下の画像のように切り抜かれて黒の背景になります。

キーフレームを使ったアニメーション切り抜き(オブジェクト追従 など)
動きのあるオブジェクトにクロップを適用したい場合は、キーフレームを設定することで、クロップ範囲をアニメーションさせることが可能です。キーフレームを活用すれば、動く被写体を追従する編集などが行えます。

Premiere Proのクロップを活用して動画編集に活かそう
Adobe Premiere Proのクロップ機能は、初心者でも簡単に扱える動画編集のテクニックです。
映像の不要部分をカットしたり、レイアウトを作成することで、動画編集の幅が広がります。本記事で紹介したテクニックを動画編集に活かしてみましょう。
Team HENSHINでは、この他にもAdobe Premiere Proの使い方について幅広く解説しています。Adobe Premiere Proだけでなく、Adobe After EffectsやBlenderなどについても解説しているので、ぜひ他の記事もご覧ください。